美味しそうだとは思ったが、お姫様を捜している最中だ。一人で優雅に茶を飲んでいるわけにもいかない。
 持ち主……は、いなさそうだなあ。
 ぐるりと辺りを見渡してそう判断し、ティーセットを持ち上げた。む。意外と重い。もしかして、持ち主は邪魔になってここへ置いていったのかもしれない。茶菓子くらい食べていけばいいのにと思いつつ、手ぶらということもあってひとまず持っていくことにした。
 ティーセットを片手にさらに森を突き進んで前を見て首をかしげる。

もしかして、道に迷った?
あそこに だいおうさま が?
なんか見覚えのある人影が!
変な人たちがいる……!!