時計塔に だいおうさま がいるかもしれないし、入ってみよう。もしいなかったとしても、これだけ高ければ町全体を見渡せるだろうから、お姫様を助け出すヒントが手に入るかもしれない。
 時計塔に近づくと、首に深紅の石をぶら下げた黒猫――クリストルがいた。眠そうにあくびを連発してどこかへ歩いて行く。
「クリストル!!」
「ん?」
 声をかけるとクリストルが立ち止まり首をひねった。
「オレ、今からお昼寝タイムなんだけど?」
「え? そうなの?」
 邪魔するなといわんばかりの雰囲気だ。

だいおうさま のことを訊いてみる
一緒に昼寝をする