『 あ と が き 』     ネジ子様よりテンプレートお借りしました


■作品の番号&アドレス
 E-8 http://fukumennkikaku.web.fc2.com/e008.htm(html版)

■作品タイトル
 小天狗の森

■ジャンル
 和風ファンタジー

■作者
 梨沙

■サイトタイトル&アドレス
 小部屋の小窓 http://s-window.moo.jp/

■あらすじ
 ある山村に、悪戯好きの小天狗が住んでおりました。そこに見知らぬ男たちがやってきて……。

■作品の発想、思いついたきっかけなど
 覆面作家企画に投稿しようと思って別作品の資料集めをしていたら天狗の記事にぶちあたり、調べれば調べるほど「星じゃん! 流星じゃん!!」ということが判明したので。中国の天狗の伝承に日本のそれを掛け合わせて、雪(ヒロイン)の両親が「天狗・翔陽」の原型を作りだしたという流れで書きました。これならオリジナル設定でも問題ないかと思いまして。

■ストーリーの構築において特に気を使った点などを教えて下さい。
 「坊や〜よい子だ寝んねしな〜♪」という感じをからめつつ、勧善懲悪な雰囲気で。ド田舎臭さは雪視点を重視してあります。
 あとは明快に起承転結を重視。

■削ったエピソードなどありましたらどうぞ。裏話歓迎です。
 本当は家を飛び出した雪が怪我人のもとに行って、激高して侍のところに突撃する予定でした。ほんの短い描写なんですが、入れると完全にページオーバーになったので削るならここしかないと判断して削除。

■その作品の続編または長編化のご予定は?
 大きな流れを組むための伏線はこっそり入れてあるんで、長編に化けることも可能です。が、今のところは予定なし。
 もう一本、天狗のお話の初期設定資料があるので、どちらかは長編として書いてみたいです。

■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
 翔陽が啖呵を切るところ。チビなので頑張っています。たまには子供同士のカップルもいいかなと思ったりしました。

■推理期間中。褒められた点は?
 ……日本昔話。(あれ? ここは褒められてる点?

■推理されてみて、どうでしたか?
 ルビが! ルビがぁああ!! という感じでした(前回に引き続き。
 あ、作品の雰囲気にポイントおいてくださる方がいて嬉しかったです。
 ページ数の都合であえて削ったところ、はっきりとした文献が見つからなかったためあえて変更したところなどをいくつか指摘されていて(汗)やっぱり皆鋭いなーと感心しました。
 時間と資料の少なさが完全に裏目にでました。猛省。

■推理してみて、どうでしたか?
 人のを当てるのは難しい(汗)知ってる、わかってる、完璧ー☆ と思って、見事にはずしました。
 な、なぜ……。
 ピンと来る人はピンと来たのに。

■推理をかわすための策は用意しましたか?
 あえて前回と同じようなジャンルでチャレンジしました。あとは翔陽の一人称を「俺」にしてみたり。しかし、ここで悩んだ方は、私が知る限りではいらっしゃらなかったです。

■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
 短編の難しさ。書くたびに痛切するんですが(汗)
 もっと上手く書きたい。もっと自由に書きたい。もっとダイレクトに伝わるものが、と欲求ばかりが膨らんで、いまだにできた試しがございません。
 もっとセンスを磨かねば。
 相変わらず課題は山積みだなあ。

■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
 目移りして選べません。
 どれもこれも勉強になりました。ぎゅっと濃縮させて書いてあったり、ゆっくり感情を追っていたり……。
 そのなかできっちり自分だけのカラーを出すってすごいことだよなぁ。

■読み手さんに一言。
 推理してくださった方、読んでくださった方、ありがとうございます。
 またお目にかかることがあれば幸いです。

■他の参加者さんに一言。
 素敵な作品をありがとうございました。前回も思ったことなんですが、本当に自然と唸り声が出てしまう作品が多く、勉強になります。
 表現方法、伏線、その回収、落とし方、冒頭文末と、何から何まで「やられた!」という感じで。
 短編の魅力、存分に味わわせていただきました。

■企画者さんに一言。
 遅くなりましたが、お疲れ様でした。見るからに大変な企画だったので、第二弾はないのではと思っていただけに、本当に嬉しかったです。
 この企画に参加できてよかった。
 また機会があればぜひ! と本気で願ってやみません。
 ありがとうございました。



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