外も一応見ておくか。二階にある渡り廊下の一つを通って隣の校舎に行き、一階に下りて近くの非常口へ向かう。
ドアを開けて外を確認したが、これと言って怪しい雰囲気はない。それでも一応、どこにどんなヒントが落ちているかわからないので念入りに調べるため足を踏み出した。
しかし、緑の多い学校だな。
グルグルまわっているうちに体育館の裏にたどり着き、……惰眠をむさぼる華鬼を発見した。
こ、この男、こんなところで寝てる!! 人がお姫様を捜して奔走しているときに呑気に寝てる!!
ムカつく!
小石を拾って振りかぶった。
「喰らえ!!」
軽く投げた石は、見事に命中して軽く跳ね上がった。あたったー!? や、ヤバイ! 逃げろ!!
むくりと起き上がった華鬼を見て、脱兎のごとく駆けだした。あんなのに捕まったら最後だ。石まであてちゃったし、ばれたら生きて帰れるとは思えない。校舎内に駆け込んで、華鬼が追いかけてこないことを確認して大きく息をついた。
……さて、お姫様捜しを再開しようか!!
ん? あれは……。