あそこにいるのは、まさか捜し求めていたお姫様!?
お姫様の容姿といえば、可憐で儚げ、憂い顔と相場が決まっている! そして目の前にはぴったりの相手が!
「水羽姫発見――!!」
これぞ姫! まさに姫!!
小柄で華奢で美しいとくれば、もう姫と断言しても差し支えないだろう。
たとえ性別が男だったとしても。
「……誰」
物凄く不機嫌な顔で質問されたが、そんなことなどどうでもいい。お姫様を無事に見つけ出したことだけが重要なのだ!
「さあ逃げましょう、姫ーーー!!」
腕を掴んだら殴られた。しかも、グーで。
やっぱり水羽は姫じゃなかったらしい。
ちぇ。またはじめからやり直しか。
=『姫発見・思い込みエンド』了=