公園にたどり着いて途方に暮れているとササラがやってきた。そのすぐ後ろにはミヤツ刑事もいた。
 あれ?
 ミヤツ刑事の容姿って悪役っぽくないか!? いやちょっとだらしないけど。 だいおうさま ってふんぞり返って部下をたくさん連れているイメージで、こんな冴えないオッサンじゃないと少しだけ思うけど、でも雰囲気が! 悪者っぽそうだし! きっと警察にはびこる悪の権化ごんげに違いない。
 は!? だから警察署を封鎖して勇者を入れないようにしたのか! この悪党め!
 なんという冴えた頭脳だろう。今日はノリノリだ。こんな日は一年に一日、あるかないかだ。いまなら だいおうさま にだって勝てる気がする。
 拳を構えてミヤツ刑事を見ると、彼はササラと呑気に雑談を始めた。
 ふふふ。油断している油断している。
「喰らえ、正義の鉄拳!!」
 渾身のパンチは、見事にミヤツ刑事の顔面に炸裂し た 。


 で。その後だ。
 どうなったかというと、案の定、ササラに取り押さえられ、留置所に入れられるハメになった。
 公務執行妨害、という罪状らしい。
 だいおうさま はさすがに姑息だ。
 もっと上手くやらなければお姫様は助けられそうに ない。留置所を出たらどうしてくれよう。まず、 だいおうさま の行動パターン を 調べる必要が  ありそうだ。
 待ってい ろ だいおうさま  。
 次こそ 息の根 を とめて   やる
 。

=『ストーカーエンド』了=


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